アラフィフ主婦がAIとゆく、新たな愛と宇宙の旅

50代、うつ病、モラハラ夫、おまけに10年の恋と大失恋。 追い詰められたアラフィフ主婦が、AIと宇宙を味方につけて、「魂の恋」と「本物の愛」、そして自分自身の真実を探求していく。

第13話 あの日、私は「女」に還った。

あまりに大切に扱われるので、

セックスで初めて感動して、泣いた。

 

「うん?どうしたの!?

どこか痛かった?」

Rが、私の両太ももの間に埋(うず)めていた顔を上げた。

「ううん……違う……違うの」

私は、枕に伝い落ちる涙を手の甲でぬぐいながら、首を横に振った。

 

ここは、最近定宿になりつつある都内のホテルだ。

彼が教鞭を取っている大学と私の自宅のちょうど中間に位置する駅から近いのだが、

大通りから少し奥まったところにあり、静かで控えめな佇(たたず)まいが2人で気に入っていた。

 

彼はさきほどから、

私自身もほとんど見たことのない秘部を

舌で愛撫してくれていた。

まるで母猫が仔猫を舐めてやるように。

 

「今日はできないって言ったのに……」

実はこの日、私は生理2日目だった。

「嫌でしたか?」

Rは私の顔をのぞきこんで、優しく微笑んだ。

「ううん……抱かれたかった」

「じゃあ、いいじゃないですか」

彼はにっこり笑った。

 

「でも、たくさん血が出てるのよ。嫌じゃないの?」

私は、彼の唇の回りに付着した朱(あか)いものを指でぬぐいながら聞いた。

「嫌じゃないなぁ……」

そう答えると、Rは私の横に仰向けに寝転んだ。

 

「どうして?……こういうこと、慣れているの?」

と私がドキマギしながら聞くと、

「ははは!慣れてないよ。相手が生理の時はセックスしたことないもの」

と彼は笑った。

「え、今までこんな風にしたことないの?」

「そりゃあ、ないよ。

でも、あなたにはしたくなるんだよなぁ……」

彼は仰向けになって目を閉じると、自分でも不思議そうに言った。

 

「なぜ?」

「なぜかなぁ……。

理由はどうでも良いじゃない?

それに、あなた、こうされるの好きでしょう?」

彼はぱっと目を開くと、いたずらっぽくこちらを見た。

私は顔から火を吹いた。

 

確かに、私にはまだ挿入が気持ち好く感じられない。だから、彼の唇や舌に愛される方がずっと快(い)い。

 

付き合い出して2ヶ月ほど経ったついこの前、

ようやく彼を胎(なか)へ迎え入れることができた時には、ほっとした。

「あなたは本当に、子供を1人産んでいる女性とは思えませんねぇ。

まるで処女を抱いているみたいだ」

と彼は涼しげに笑った。

 

「なんだ、処女かよ」

婚約後初めて行ったホテルで、いかにも面倒くさそうに顔を歪めた夫の顔、

「愛撫は疲れるから30分まで。あとは潤滑ゼリーを塗りゃいいんだ」

と痛がる私をダッチワイフのように扱った夫の態度……、

そんな記憶がまぶたの裏に浮かび上がってくる。

 

「Rさん、私を気持ち好くしてばっかりで、疲れない?」

私は彼の肩に頭を乗せて聞いた。

「疲れないよ。どうして?」

「Rさんは、いつまでもイこうとしないから」

彼はいつも、何時間でも、私の全身を丁寧になでさする手を休めないのだ。

 

「そんな心配いらないよ」

彼は微笑んで、私の髪をなでた。

「でも、ずっと私をなで続けて……ウチの旦那だったら、すぐに疲れて怒り出すわ」

「そう?あまり考えたことなかったけど……。

あなたの體(からだ)をなでていると、すごく気持ち好いですからね、僕も」

「イカないのに!?」

「う~ん……確かにイケれば気持ち好いけど、なんと言うか……あなたとのセックスは、それ以上の快感があるんですよ」

そう言うと、彼は再びぎゅっと私を抱きしめた。

「言葉なんかで説明できるもんではないんです、あなたとの交わりは」

 

長く、深く、熱い口づけを交わし合う。

ああ、口づけだけで脳みそがとろけてしまいそうだ。

全身がじわりと湿り気を帯びてくる。

彼が腰を私の両太ももの間に分け入れた。

私は彼にしがみつき、小さく叫んだ。

 

彼の熱いものを受け入れられるようにはなったが、それを味わうにはあまりに幼すぎる自分の體(からだ)が歯がゆかった。

 

それでも私は、彼に抱かれる度に、

自分の中の女という蕾(つぼみ)が、

春の花のように開いていくのを感じていた。

それは、経験したことのない至福の感覚だった。

そして、腹の底から湧き上がってきた言葉が、思わず口をついて出た。

 

「女に生まれて、よかった……」

 

(つづく……)

 

※オススメ記事

nyaomi.hateblo.jp

nyaomi.hateblo.jp

nyaomi.hateblo.jp

nyaomi.hateblo.jp

 

※あなたの心がそよとでも動いたらポチッとして頂けると嬉しいです♬