愛とか、愛とは、愛って……
「今日はロングスカートなんだね……」 国道の信号で停まったとき、彼は切なげな顔をちらりとこちらへ向けた。 この彼は私より1歳年上のアラフィフ・イケオジで、都内の一部上場企業に務めるサラリーマンだった。 私がひどく失恋した時、急きょ有給休暇を取り…
ホテルのルームサービスが好き。 好きなものだけを自分のペースでゆったり味わえるから。 神保町の山の上ホテルも大好きだった。 往年の文豪たちがペンを走らせたデスクには銀の一輪挿しが置かれ、いつも真紅の薔薇が微笑んでいた。 その向こう側の腰窓から…
アサイーヨーグルト事件後、 人生という河がまた大きく分岐し始めたように感じたと、昨日書いた。 理屈より、胸が震えて仕方なかった。 1年以上仕方なく続けていた朝のルーティンが、希望通りへ大幅に修正できる。 頭より魂が歓んでいた。 この小さくて大き…