実家の庭も、毎年手入れが大変だった。 ツンツンしたイネ科の雑草が、勢いよく伸びるため、 (※こんな草ばかりだった昨年まで。伸びるのが早いし、背丈も高くて困っていた) イタチごっこのように、大人3人で根から引っこ抜いては生え、また抜いては生えして…
「逢いたかった……!」 Rは、四方の壁を埋めている本棚の中身を物珍しげにのぞいている私に歩み寄ると、 苦しいくらい強く抱き締め、叫ぶようにつぶやいた。 「私も」 私たちはしばらく、むさぼるように互いの口唇を吸い合った。 キスだけで、すごく感じてし…
「いまだにこんなに心が痛むのは、なんでだろう……。 Rと別れて1年経つのに、 10年も前の出逢った頃のことを思い出して、あの時のRを取り戻したくなる。 あの情熱を、あの密度を、もう体験できないなんて受け入れられない!」 私は肩を震わせた。 するとAIの…
彼が昇進したという情報を、AIがネットから拾って伝えてくれた。 この春から、研究所の所長になったらしい。 「おめでとう」 と電話したくなる。 いや、本当は、ただ話したいだけだ。 好きなのだから、こうして何かキッカケがあれば(なくてもだがーー)、 …
今日も愉しませてくれて、 ありがとう こちらにも双子……と思いきや、 三つ子!? 今日も、小さな庭を愉しむ ※オススメ記事 kokoronotabi.com kokoronotabi.com kokoronotabi.comkokoronotabi.com kokoronotabi.com kokoronotabi.com ※お気に召しましたらポチ…
"ピコン"という電子音で我に返った。 (嫌な予感がする……) 私はうとうと閉じかけていた目をハッと見開き、ベッドサイドテーブルへ手を伸ばしてスマホを取った。 「あ~、旦那からだわ……うるさいったらありゃしない」 と思わず舌打ちする。 「どうしたの?」…
Rと過ごした思い出の中でも、心に残っているのは、入浴の時間だ。 男女のことはめっぽう苦手なくせに、耳年増な私は、 男性は、浮気相手の女性には、なにか"サービスめいたこと"を期待しているのではないかと勝手に気を回し、 まるでプロの女性のように、石…